●日本ワインが熱い
日本のワインをめしあがったことはありますか。
10年ほど前までは国産ワインは「高い」、「まずい」というのが、
業界でも、また一般の皆さんの間でも常識でした。
また、「国産ワイン」といっても、輸入ワインをブレンドしたものや、
輸入の濃縮果汁を使ったものまで含まれており、
いまひとつワイン愛好家にとっては魅力のない存在でした。
それが、2000年頃からまずメルシャンが
「シャトー・メルシャン」と名前の付いたワインの原料を全て国内調達に切り替え、
時期を同じくして、中小でもやる気のある生産者が、
海外のワインとコストパフォーマンスの面で太刀打ちできるワインを、
次々とつくり出すようになってきました。
とくに若い生産者たちは、
お互いに切磋琢磨しながらおいしいワインをつくることに
燃えています。