230周年_ver02-web-mid300お蔭様で230年
酒の柏屋が誕生したのは、江戸時代半ば1789年。
徳川11代将軍家斉の治世、ヨーロッパではフランス革命が起きた年です。
創業者である田中三四郎が車返村(府中の白糸台)の農家より分家し大國魂神社大鳥居前の新宿(府中の宮町一丁目)で、商売を始めました。「お参りをする人の柏手を聞きながら商売をする」と言うことで、「柏屋」の屋号。酒屋のかたわら呉服や荒物なども扱っていました。幕末には郷土の英雄である新撰組に資金援助をしたり
維新後には明治天皇の行幸を6回も仰いだり
はたまた、相場に手を出して大損出を出したり
時代の波に乗り切れず、倒産の危機に瀕したり致しました。

 

それでも現在に至るまで、歴史を紡ぐことが出来たのは、ひとえにご愛願のお客様、柏屋を支えて下さった方々、そして、大國魂神社の大神様を始め神仏のご加護のお蔭です。

どんな商売も好い時期は一瞬、それ以外は厳しく苦労と忍耐の連続です。しかし、柏屋はこれからも強い信念で陰徳を積みながら商人の文化と心意気を、ここ府中から発信してまいります。

今後もいつ久しく、ご愛願とご指導の程よろしくお願い致します。

酒の柏屋 十一世代 十五番目 当主 田中 勝彦